自転車を生かしたまちづくり

田口 章

2010年04月17日 23:59

堺市にある「自転車博物館・サイクルセンター」を訪問しました。

仁徳天皇陵に近い公園の敷地内(市有地)にあるこの施設は、自転車部品メーカー(釣具メーカーでもある)の「(株)シマノ」が設立した財団によって運営されています。

大きな施設ではありませんが、自転車の歴史やエコライフとのかかわりなど、展示物はなかなか面白いものでした。

シマノの本社は、ここ堺市にあります。

堺市はこの地域資源を使って「自転車を生かしたまちづくり」に取り組んでいます。

また「自転車のまちづくり・市民の会」という市民団体もあり、官民あげての協力体制もできているようです。

こどもへの安全教育のほか、自転車をテーマにした図画コンクールの実施など、学校教育にも自転車のまちを生かしています。

さらに、駅で見かけたポスターには写真のようなPRが・・・(部分拡大は下の写真を)。

観光にも「自転車のまち」を盛り込んでおり、レンタサイクルにもスポーツタイプを用意するなど、随所に工夫が見られます。

今日は土曜日でしたので、行政の話は聞けませんでしたが、堺市には「自転車まちづくり推進室」という組織もあります。

浜松市も同じ「ものづくりのまち」として見習うべき点があるのではないでしょうか。

【写真をクリックすると拡大します】




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