子ども手当

田口 章

2011年02月22日 11:07

浜松市の平成23年度当初予算に計上された「子ども手当」は総額192億円。一般会計2750億円の約7%を占めています。

22年度は、10ヵ月分(22年4月~23年1月)で約146億円を見込んでいましたが、12ヵ月(23年2月~24年1月)になることなどで、約46億円増えます。

現在、国会で審議されている法案では、「中学校修了前の子ども1人につき13,000円、ただし3歳未満は20,000円」となっており、マニフェストの26,000円にはなっていません。但し書き以下は23年度の新たな政策的追加分です。

しかし、国会情勢が混迷していますので、本当に予算が通るのか、疑念を感じざるを得ません。市民生活や行政手続きに影響を及ぼさないか心配ですし、市議会の予算審議も仮定を前提に議論することになります(それでイイのかどうか・・・議論が分かれます)。

現行手当の是非については、さまざまなメディアで報道されていますので、多くを語りませんが、保育施設の充実など必要な子育て施策は他にもありますので、一般会計の7%を占めるような巨額の「ヒモつき補助金」は、地域主権の考えからも変えたほうがよい・・・と思います。

また、あわせて、給食費や保育料の未納・滞納対策に充当できないかなど、地方自治体としての工夫も必要です。

今回の予算審議でどういう議論になるのか、厚生保健委員会の論点の一つになるのではないでしょうか。

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