「オレがやらなきゃ誰がやる。今すぐしなけりゃいつできる」 小学5年の夏、転校に際し担任の先生が色紙に書いてくれたこの言葉。 半世紀経った今も忘れられない座右の銘です。 人口減少、少子高齢化、グローバル化、デジタル革命、カーボンニュートラル、防疫対策・・・ 20年30年先の将来に向けて、今やらなければならないことは山ほどあります。先送りはできません。 子どもや孫が大きくなった時に、「住んでてよかった」と思える地域社会を創っていくことが私たち政治家の責務です。 県政3期目、未来を見据え、民間企業と浜松市議会議員で培った経験を活かし「元気な静岡県」を創っていきます。
対応者は、トム・ディコルチャ氏(グローバル トレード スペシャリスト)と、ポートランド州立大学に留学中のインターン学生で早稲田大学4年の田中くん。こんなところで日本からの留学生に会えるとは驚きでした。
ビジネスオレゴンはオレゴン州の産業振興や貿易等を所管する組織で、最初にオレゴン州の産業や対日経済振興策などのレクチャーを受けました。
米国は州ごとに税体系が異なり、オレゴン州には「消費税」や「在庫税」はなく、「法人事業税」は国内でも最も低いとのこと。また豊富な水力発電により電気料金はカリフォルニア州の約半分で事業環境が整っています。
またポートランドは全米一住みやすい都市と言われ、若い移住者が増えているのが特徴。
主要産業はハイテク産業(電気・半導体等)で“シリコン・フォレスト”とも呼ばれている。生産額は8667億円、10万人が働いている。特に1万7500人を雇用するインテルの工場があります。
スポーツ産業も盛んで、ナイキの本社や研究開発施設、ミズノのデザインスタジオがあるほか、アウトドアグッズメーカーが多数あり、これはたとえば車でもスバルの人気が高いことなど、住民のライフスタイルにも表れています。
森林林業を背景にした環境ビジネス(グリーンビジネス)も盛んで最近CLTの取組をスタートしており、Vanportという民間企業が中国向けなど積極的に輸出しているようです。また内陸でありながら港が発達しており、コメや小麦の輸出基地があります。
将来に向けては、ONMI(オレゴン・ナノ・マイクロ・インスティチュート)で環境科学やナノ技術の開発、バイオテクノロジーなどの研究を進めています。
静岡県関係では川根本町の茶農家から輸出の相談を受けているとのことでした。
インターン学生の田中くんは早稲田大学商学部の4年生。昨年9月からポートランド州立大学に留学しており、3月からビジネスオレゴンでインターン中。7月に帰国予定ですでにスカイプで就活しているとのこと。
こうした若いグローバル人材の育成は本県にとっても大きな課題であり、若い世代の留学を積極的に支援したいと改めて感じました。
オレゴン州との関係について、すぐには産業連携につながらないかもしれませんが、ポートランドには有名な日本庭園もあることから、茶文化の交流など可能と推察します。
また大学卒業後の若者を呼び寄せる地域ということで、まちづくりや起業の仕組みに学ぶ点は多いと考えます。
県内に姉妹都市提携を結んでいる自治体が3市あることからも、本県がオレゴン州と連携を取ることについては効果が期待できるのではないかと思います。