「オレがやらなきゃ誰がやる。今すぐしなけりゃいつできる」 小学5年の夏、転校に際し担任の先生が色紙に書いてくれたこの言葉。 半世紀経った今も忘れられない座右の銘です。 人口減少、少子高齢化、グローバル化、デジタル革命、カーボンニュートラル、防疫対策・・・ 20年30年先の将来に向けて、今やらなければならないことは山ほどあります。先送りはできません。 子どもや孫が大きくなった時に、「住んでてよかった」と思える地域社会を創っていくことが私たち政治家の責務です。 県政3期目、未来を見据え、民間企業と浜松市議会議員で培った経験を活かし「元気な静岡県」を創っていきます。
私はいくつかの課題認識を持っていますが、特に「県と市の役割分担」について取り組みたいと思っています。
「医療保険」、「都市計画」、「幼稚園と保育所」、「交通安全」、「教育」、「類似施設」、「第三セクターや出資出捐団体」etc・・・。浜松は政令市になって権限委譲されましたが、いまだに市単独では解決できないさまざまな政策課題があります。
たとえば、大阪府と大阪市の間で、侃々諤々の議論が行われていますが、右肩上がりの成長が終わった今、こうした議論は不可欠です。
「広域行政」は何をやるべきか、また「基礎自治体」は何をやるべきか、答はまだ出ていません。
しかし「事業仕分け」でも指摘されているように、「必要か不要か?」、「行政か民間か?」、「県か市か?」を見極めることは、行政の効率化と住民サービスの向上のために重要です。
民間企業の目線、政令市の議員経験、そして「浜松改革」に取り組んだ経験を活かし、県市にまたがるさまざまな事業をチェックし、将来にわたって安心して暮らせる静岡県をめざして取り組みたいと思います。
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またあわせて、「県と市の議員間連携」も大切だと感じています。
静岡県知事と浜松市長、静岡市長は「サミット」と称し、意見交換を行っていますが、一方、二元代表制の一翼を担う議会の連携は、ほとんどないように思われます。
私が政党に属していないこともあるかもしれませんが、この3年半、県議会議員と政策で話し合ったことは、ごくわずかでした。
政策連携についても、これまで培ってきた市議会議員の経験や仲間との連携を活かせるようにしたいと思います。
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写真は江戸時代の浜松。当時の幕藩体制から明治維新を経て今に至っています。地域主権改革の中、これからの地方自治の新しい姿を考えていかねばなりませんね。