「オレがやらなきゃ誰がやる。今すぐしなけりゃいつできる」 小学5年の夏、転校に際し担任の先生が色紙に書いてくれたこの言葉。 半世紀経った今も忘れられない座右の銘です。 人口減少、少子高齢化、グローバル化、デジタル革命、カーボンニュートラル、防疫対策・・・ 20年30年先の将来に向けて、今やらなければならないことは山ほどあります。先送りはできません。 子どもや孫が大きくなった時に、「住んでてよかった」と思える地域社会を創っていくことが私たち政治家の責務です。 県政3期目、未来を見据え、民間企業と浜松市議会議員で培った経験を活かし「元気な静岡県」を創っていきます。
(1)令和2年度当初予算編成について
過日、「日本の中の地球史」という本を読んだ。日本の文明を文化・宗教・民族などの観点から深く掘り下げており、大きな啓発を受けた。
著者である川勝知事は、世界が大きく変化する令和の新時代のスタートにあたり、大局観をもって、大きな心で、静岡県のかじ取りに手腕を発揮していただきたいと思う。
【質問】
ア 会派要望への対応状況
昨年12/18、会派政策理念「命」「豊」「人」「礎」に沿って、新年度予算案に反映すべき政策を提言した。
「命」では、環境政策、大規模風水害への取り組み強化、誰もが安心して暮らせる社会づくりなど。
「豊」では、新成長産業への支援や一次産業の担い手確保と技術支援専門職員の強化、観光戦略の強化、スポーツの振興など。
「人」では、特別支援教育の充実、教職員の多忙化解消、ICT教育の推進やグローバル人材の育成など。
「礎」では、徹底した事業の廃止・見直し、歳入確保、ICTの活用による業務効率化などを提案した。
提言を踏まえた進め方を聞く。
【答弁 川勝知事】
令和2年度当初予算は、「世界の静岡」を加速化し、令和の時代にふさわしい“ふじのくに”づくりを推進する予算を編成した。
「命」では、水環境の地域モデル構築に向け美しく豊かな静岡の海を未来につないでいく。また多文化共生の実現のため、外国人にもわかりやすく配慮された日本語の普及や、患者と医療機関が安心して受診・診察できる環境整備に取り組む。
「豊」では、自動運転やMaaSなど急速な技術革新に対応する県内企業を支援するほか、創業初期のベンチャー企業を支援する取り組みを強化する。またビーチ・マリンスポーツの振興にも取り組む。
「人」では、多人数の特別支援学級にサブティーチャーを配置する。また県立学校での1人1台端末の実現に向け整備するとともに、次世代を担うAI・ICT人材を養成するため、先端人材の発掘に取り組む。
「礎」では「予算編成五箇条」に基づき事業を徹底検証し、ビルド&スクラップの視点で優先度の高い事業を選択する。シュンペーターの提唱した「創造的破壊」の観点から抜本的な見直しに取り組んだ。
東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、スポーツが持つ「人を励ます・未来をつくる・世界とつながる」力を最大限活かし“世界の静岡”をONE TEAMで元気にしていく。