「オレがやらなきゃ誰がやる。今すぐしなけりゃいつできる」 小学5年の夏、転校に際し担任の先生が色紙に書いてくれたこの言葉。 半世紀経った今も忘れられない座右の銘です。 人口減少、少子高齢化、グローバル化、デジタル革命、カーボンニュートラル、防疫対策・・・ 20年30年先の将来に向けて、今やらなければならないことは山ほどあります。先送りはできません。 子どもや孫が大きくなった時に、「住んでてよかった」と思える地域社会を創っていくことが私たち政治家の責務です。 県政3期目、未来を見据え、民間企業と浜松市議会議員で培った経験を活かし「元気な静岡県」を創っていきます。
静岡県立農林環境専門職大学(アグリフォーレ)を視察しました。
学長の鈴木滋彦先生ほか職員のみなさまから概要等をご説明いただきました。
鈴木滋彦先生には久々にお会いしました。先生が静大副学長だった平成28年に県のモンゴル訪問団でご一緒したほか、当時、CNF(セルロースナノファイバー)研究者としてもお話を伺ったことがありました。
「県立農林環境専門職大学」は、これまであった「県立農林大学校」を発展させ、従来の自家就農の後継者育成だけでなく、昨今増えている農業経営体の従事者育成や将来の経営者育成も見据え、栽培技術に加え加工-流通-販売までトータルで学ぶ体制を構築しています。
「専門職大学」とは、専門的職業人財の養成を目指して令和元年度に施行された新たな高等教育機関で、全国で令和元年度3校、令和2年度8校が設立されました。このうち2校が静岡県立農林環境専門職大学と同短期大学部です。
開学時の新入生は、4年制では定員の24人充足していたのですが、短期大学部は定員100人を割り込んでいました。今年4月には新校舎が完成し、さらに計画の学生数を見込んで学生寮も新築されることから心配していたのですが、今春の新入生は順調な様子で、少し安心しました。
4年制の学生は、定員24人中12人は県内ですが、そのほか岩手県から福岡県まで全国から集まっており、中にはインドネシアからの留学生もいます。短期大学部の学生は9割が県内とのことでした。
静岡県は製造業のイメージが強いですが、もともと農業が盛んな地域でもあります。就農者の減少など厳しさもありますが、IT化やAIの活用などで農業は大きく変わっており、今後が期待される産業分野です。また“環境”もこれからのキーワードです。
県としてこうしたニーズに応えられる専門職大学に育てていきたいですね。
【写真は新校舎のイメージ(大学HPから)】