「オレがやらなきゃ誰がやる。今すぐしなけりゃいつできる」 小学5年の夏、転校に際し担任の先生が色紙に書いてくれたこの言葉。 半世紀経った今も忘れられない座右の銘です。 人口減少、少子高齢化、グローバル化、デジタル革命、カーボンニュートラル、防疫対策・・・ 20年30年先の将来に向けて、今やらなければならないことは山ほどあります。先送りはできません。 子どもや孫が大きくなった時に、「住んでてよかった」と思える地域社会を創っていくことが私たち政治家の責務です。 県政3期目、未来を見据え、民間企業と浜松市議会議員で培った経験を活かし「元気な静岡県」を創っていきます。
先月の「統合報告書」の記事で「自治体の業績評価」について書きましたが、少し気になったので県の行政評価についてヒアリングを行いました。
私は県議になったばかりの頃、「静岡県の行政経営システム」について日本生産性本部に協力をいただき調査・分析しています。
★静岡県のマネジメント診断(2011.12.2のブログ)
この時は「おおむね良好」との評価でしたが、その後10年が経過し、このシステムが大きく変わりました。
最も大きな変化は「業務棚卸表(施策展開表)」を無くしたことです。
静岡県はH9年度「業務棚卸表」を作成しました。導入の趣旨は「業務目的達成のための課単位の作戦書」です。
H10年度からこれを公表し、H13年度、施策評価に活用、H14年度に総合計画と業務棚卸表の目的目標を一致させ、H15年度から県議会決算特別委員会に提出しています。
H24年度、名称を「施策展開表」に変更し、その後、様式の簡素化や総合計画との整合性を高めるなどの改定を加えてきました。
そしてR2年度から、総合計画の評価に一本化することで、作成をやめたということでした。
「行政評価」がブームとなる中、職場が「評価疲れ」の状況となり、私も必要性は感じながらも、「少しシンプルにしたら・・・」と言ったことがありました。
しかし現状、何かが足りない・・・、と感じています。
最も気になるのが、「活動指標評価が施策評価につながっていない」ことです。職員は自分の仕事を一所懸命やっているのですが、それが総合計画の目標達成につながっていません。
政策-施策-事務事業が不連続になっているのと、指標設定の誤りが大きいと思っていますが、ロジカルに説明できないのが悔しいところです。
今のしくみでは不十分なのは間違いないので、今一度、マネジメントシステムの検証をやってみようと思っています。