「オレがやらなきゃ誰がやる。今すぐしなけりゃいつできる」 小学5年の夏、転校に際し担任の先生が色紙に書いてくれたこの言葉。 半世紀経った今も忘れられない座右の銘です。 人口減少、少子高齢化、グローバル化、デジタル革命、カーボンニュートラル、防疫対策・・・ 20年30年先の将来に向けて、今やらなければならないことは山ほどあります。先送りはできません。 子どもや孫が大きくなった時に、「住んでてよかった」と思える地域社会を創っていくことが私たち政治家の責務です。 県政3期目、未来を見据え、民間企業と浜松市議会議員で培った経験を活かし「元気な静岡県」を創っていきます。
私は今年の県政最大の課題は「製造業を元気にする」ことだと考えています(グラフ、図はクリックすると拡大)。
静岡県の製造品出荷額は、リーマンショック前のH19年に19兆4103億円だったものが、H23年には14兆9497億円に落ち込み、H24年も15兆4852億円と回復の足取りは遅いままです。
産業別に推移をみると下のグラフ・表のようになっています。
グラフは産業分類が平成20年調査から変更されたため、「輸送機械」などを除いて時系列のデータがないため、平成20年を1として指数比較したものです。
「輸送機械」がなかなか底上げが図れていないことがわかります。それに伴って(・・・と言ってよいと思いますが)、「生産用機械」、「金属製品」も厳しい状況です。「非鉄金属」も低迷しています。
出荷額をみるとH24年で「輸送機械」が4兆5074億円と、2位の「電気機械」の1兆8339億円、3位の「化学工業」の1兆5755億円と比べても圧倒的に多いのですが、H20年からの減少額も▲9823億円と大幅減となっています。なおH19年からH23年の減少幅は約2兆円となっていました。
他に減少額の大きなものは「情報通信機械」の5885億円が上げられます。また調べてみますが、海外との競争でしょうか・・・。
いずれにしても、静岡県、とりわけ県西部のものづくりを支えてきた製造業の再生が大きな課題です。新産業の育成が急務ではありますが、雇用や景気回復を下支えするためには、やはり既存のものづくり産業をいかに活性化するかだと思います。
グローバル化が進む中、海外展開は不可避ですが、海外事業と国内事業の両立を支援しないといけません。