「オレがやらなきゃ誰がやる。今すぐしなけりゃいつできる」 小学5年の夏、転校に際し担任の先生が色紙に書いてくれたこの言葉。 半世紀経った今も忘れられない座右の銘です。 人口減少、少子高齢化、グローバル化、デジタル革命、カーボンニュートラル、防疫対策・・・ 20年30年先の将来に向けて、今やらなければならないことは山ほどあります。先送りはできません。 子どもや孫が大きくなった時に、「住んでてよかった」と思える地域社会を創っていくことが私たち政治家の責務です。 県政3期目、未来を見据え、民間企業と浜松市議会議員で培った経験を活かし「元気な静岡県」を創っていきます。
【質問】
昨年度、県立高校は定員割れとなり、本年度も1.02倍とほぼ定員並みとなっている。
県は今年度から「新時代を拓く高校教育推進事業」を始め、普通科では「オンリーワン・ハイスクール」、実学系学科では「プロフェッショナルへの道」として産学官連携による外部人材活用を進めている。
また伊豆総合高校土肥分校でeスポーツ部を始めるなど、特色ある活動が始まっている。
従来の発想を変え、子どもたちに魅力ある高校を創っていく必要があると考えるが所見を伺う。
県教育委員会では、社会情勢の変化や個人の意識・価値観の多様化に伴い、生徒、社会のニーズに応えられる魅力ある学校づくりを進めてきた。しかし、産業構造や社会システムが劇的に変化している現在、これまでにない新たな発想による学校づくりが必要であると考えている。
「新時代を拓く高校教育推進事業」では、新しい価値を生み出していく特色ある学科やコース等の設置に向けて各校で取組が進められている。具体的には浜松西高校において、大学と連携し、STEAM教育を軸とした文理融合型教育として、生徒がリサーチを行い、データに基づいた学術論文を作成する手法を学んでいる。
実学の分野では、浜松城北工業高校において、ロボティクスの分野で、世界トップクラスの技術を誇る地元企業から人材の派遣を受け、産業界や地域と一体となって、カリキュラムの刷新や実践を図る取組を計画しており、さらに先端産業創出プロジェクトと実学系高校とのコラボレーションなども検討している。
伊豆総合高校土肥分校のeスポーツの取組や、今年度から池新田高校がスポーツコースの授業で取り入れたウインドサーフィンなどのマリンスポーツ実習も、これまでにない新しい魅力になると確信している。
世界に誇る最先端の技術や地域の特性などを最大限に活かしながら、まさにそこにしかない学びの魅力へと高め、併せて中学生や保護者、地域の皆様に分かりやすく発信することで、生徒に選ばれる学校づくりを推進していく。