所管事務調査

ここのところ議会でバタバタしていましたが、所属している「産業委員会」は、7・8・9の3日間で「議案審査」と「所管事務調査」を終え、昨日終了しました。やっと一息です。

ところで、この「所管事務調査」、聞きなれない言葉かもしれませんが、浜松市議会にはありませんでした。

浜松市議会の常任委員会では、提案(報告)された議案についてのみ審議を行います。ウラを返せば、それしか審議できません。

議員が常日頃から調査研究しているテーマがあっても、当局が提案(報告)してこないと公の場で議論できないんですよね。

もしかしたら、当面できる大きな「議会改革」になるのではないかと思います。当局も大変ですが、議員も常日頃の調査研究が求められます。

おそらく「委員会規則」を改定すればできるはずですので、浜松市議のみなさん、ガンバってみてください。

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さて「産業委員会」は「経済産業部」と「企業局」の事業を所管しています。この3日間、両部門の平成24年度当初予算案や事業などについて質疑を行いました。

新規事業をはじめとする個別事業の調査は事前に広範に行いましたが、限られた時間でもあり、質疑は絞って行いました。主なポイントは・・・、

①24年度の重要テーマのひとつ「雇用対策」に対して、経済産業部として「雇用創造アクションプラン」をいかに実践していくか【雇用政策】

②元気な静岡県を創っていくために、新産業・成長分野で進めている研究開発技術をいかに製品化・商品化につなげていくか【新成長戦略】

③震災などのリスク管理を踏まえた企業立地・留置の促進【中小企業支援】

④アジアの成長を取り込むための、海外展開企業への支援強化【中小企業支援+成長戦略】

⑤「内陸フロンティア」の取り組み【成長戦略】

⑥談合疑惑が報道された「企業局」の入札状況やコンプライアンスの取り組み。

⑦静清工業用水道料金の値上げに対する考え方と財務状況【行財政改革】

⑧「企業局」の経営改革プランについて【行財政改革】

・・・などでした。

これらは議案にも関係するのですが、個別の事業内容だけでなく政策や総合計画にも言及しますので、幅広い議論ができます。また⑥のようなホットな話題が問い質せるのも特徴です。

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さて、私自身の今回の委員会質疑ですが、われながらマニアックな質問をしてしまったと若干反省しています。

昨日の「企業局」に関する審査では、行財政改革をメインテーマにやろうと思っていたのですが、他の議員からの冷たい視線(“早く終われよ”ビーム)もあり、予定の半分くらいしか質疑ができず、考えていたロジックどおりに話を運べなかったので、まったくの消化不良でした。

「企業局」でおこなっている「水道事業」「工業用水道事業」「地域振興整備事業」には、見直すべき点がたくさんあります。

来年度は他の委員会に変わる予定ですので、この続きは次回の一般質問でミッチリやります。

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「産業委員会」は審査終了しましたが、喫緊の課題を抱える常任委員会は月曜日も引き続き開催するようです。

なおマスコミ報道でも取り上げられている「副知事3人制」をめぐっては、最大会派「自民改革会議」と、私ども「民主党・ふじのくに県議団」をはじめとする他会派で、さまざまな議論が行われています。16日の最終日まで目が離せません。


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